楽水会は東京科学大学(旧東京工業大学)の電気電子・情報通信系の同窓会であり、会則によれば「会員お互いの親しみを増し、利益をはかり、また智徳をみがく」ことを目的としています。行事としては時に応じて会合、講演会を行い、会報(年2回)を発行しております。その歴史は古く明治32年東京高等工業学校といわれた時代から続いておりますが、同窓会のたて、よこのつながりを緊密にするために大いに役立っております。楽水会の名称は先輩が隅田川でボートを楽しんだこと、当時水力発電が大きな話題になっていたことなどに関係し、論語の一節「知者楽水 仁者楽山 知者動 仁者静 知者楽 仁者寿」からとったものと言われています。この意味は「知者は、水が一ヶ所に停滞することなく流転するように、事に当たって円転活脱、行く所みな可であるので水に親しみ 楽しむ。仁者は天命に安じて欲に動かされず、その心の静かなことが山に似ているから山を楽しむ(広辞苑)」ということで、我々の先輩が活動的であることを示唆しています。